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2006.10.29

永遠の嘘をついてくれ

NHKで10月23日(月)に放映された“つま恋2006”の様子を舞台裏も含めドキュメンタリー風にまとめた「今日までそして明日から~吉田拓郎・35000人の同窓会~」を観た。
BSで生放送が放映された時は観ていなかったので、この番組で初めて31年ぶりのつま恋コンサートの様子を観たことになる。
正直、感動の連続であった。

中でも感動したのは、拓郎の最後のステージに突然中島みゆきが登場し、「永遠の嘘をついてくれ」という曲を一緒に歌ったことだ。
直立不動で、拓郎とハモリながらデュエットし、歌い終わると静かな笑顔で最後に大きく手を上げて、舞台の袖に消えていく中島みゆきが何と清清しくカッコよく見えたことか。
恥ずかしながら、初めて聴く曲であった。
しかし、頭をガツ~ンと殴られたような衝撃だった。
メロディも良いが、歌詞もとても素晴らしい。

♪君よ 永遠の嘘をついてくれ
 いつまでもたねあかしをしないでくれ
 永遠の嘘をついてくれ
 出会わなければよかった人などないと笑ってくれ

男同士の友情を歌った曲のようだが、男女の深い愛情ともとれなくはない。

しかし、僕は、男同士と解釈し、この歌詞のストーリーをこんな風にイメージした。


「君よ」と呼びかけられる友人は、いつも大きな夢を語っていたのだろう。
日本で大志を抱いて立ち上げた事業に失敗し、次はアメリカ(ニューヨーク)で一旗上げるんだという壮大な計画をまた語り、日本から逃げるようにして旅立って行った。
けれど、いつか夢破れ落ちぶれて、流れ流れて上海にたどり着いた。そこでは、食いつなぐために怪しい商売をしているが、長年の無理が祟ってか身体を病魔が蝕んで伏せっている。
ちょっと弱気になり、日本の友を思い出し、ペンをもつ力もなく、病床で口述してもらって手紙を書いているのだ。
しかし、そんな自分を絶対に親友に見せたくはないから、決して探しに来るな、まだ自分は夢を実現する途中にいるのだから、この姿は見せたくない。
日本にいる自分もそんな友人のことが薄々はわかっているのだけれど、友人の語る大きな夢を自分も信じていたくて、本当は飛行機に乗って飛んで行きたいのだけど、現実を見るのがこわくて、ぐずぐずと今日もまた飲んだくれている。
夢破れた現実など見せないで、いつまでも嘘をつき続けてくれ、君はきっと成功する情熱をもっていた素晴らしいやつなんだから。


この曲は、吉田拓郎が中島みゆきに自分のための曲を書いてくれるように依頼して、中島みゆきが作詞・作曲した曲らしい。もう、10年ほど前の曲だそうだ。
中島みゆきの才能には脱帽だ。
どこから見ても拓郎の曲になっている。
あまりにも素晴らしい曲なので、吉田拓郎バージョンと中島みゆきバージョンのどちらも録音して、きょうは一日中リピートでかけっぱなしにしていた。
胸が熱くなる歌詞と曲だ。
おまけに、久しぶりにギターを引っ張り出してきて練習もしている。
11月3日に開催する第5回の“芋づる会”で、集まった皆とも合唱してみたいから。

音楽を聴いてこんなに感動したのは久しぶりだ。

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コメント

感動しました
テレビは見れなかったけど
もっちんさんのブログで
見た雰囲気をつかみました
その曲を私も探してみます

投稿: | 2006.10.29 09:20

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