« 恭頌新禧 | トップページ | 爽やかな空 »

2007.01.03

不思議な看板

070103a

近所に以前から気になっていた看板がある。
ルナを散歩に連れているとき、前を通りかかったので携帯電話のカメラで写真を撮影してきた。
何かを作っている工場らしいのだが、その門の横にデカデカとこんな看板を掲げているのである。

「工場に付き24時間騒音有り」

この“工場”は、大きな敷地で民家から離れて存在しているわけではなく、すぐ隣は民家やマンションである。
もし四六時中騒音が有ったら周囲の住民が困るでしょう、っていうような街中にデンと存在している。
工場の経営者は、何を思ってこの看板を出したのであろうか。
この看板を近隣の住民が見て、「あ~、なるほど、工場だから騒音が有っても仕方ないんだ。」なんて納得するであろうか。
「24時間騒音が有る」と明示することで、騒音が正当化されるのであろうか。免罪符になるとでも思っているのであろうか。
わざわざお金をかけて、こんなに大きな看板を工場の入り口に出す経営者の心が知りたいと思った。
どんな人で、どんな経営理念を持っていて、この看板を何の目的で出したのだろう。

幸いにもというか、こんな看板を出すような経営者のいる工場だから当然というか、看板の記載に反し、いつ前を通っても、この工場から“騒音”どころか“物音”一つ聞こえてきたことがない。ひっそりかんとしているのだ。
経営が破綻しているのか、後継者もなく経営者の高齢化で店を畳んだのか。
はたまた、案外ひょっとしてひょっとすると、中では昼夜を問わず大忙しの作業が続いているが、豈図らんや(あにはからんや)実際の作業音は非常に小さいもので、それにも関わらず、経営者が周囲に気を遣って、わざわざこのような看板を出して申し訳ないということを訴えているのか。それならば、こんな表現ではなく、「騒音を出して誠に申し訳ありません」のようなお詫び調になるはずだ。

騒音も含む公害に関する条例や労働基準法がある中、とにかくこんなに堂々と「休み無く騒音を出してます!」とのたまう看板を掲げる気持ちや目的が知りたくて、そして経営者の顔が見たくて、むずむずしている今日この頃である。

|

« 恭頌新禧 | トップページ | 爽やかな空 »

コメント

おもしろいです。
「ずいぶんな、開き直りね・・」と
はじめ、思ったのですが、
静かなのでしたら、
本当は、ユーモアと気配りの社長かも
しれませんね。

投稿: パンジー | 2007.01.13 20:42

パンジーさん、ほんと、ユーモアと気配りの社長さんだったらいいですね。
でも、でっかい看板なんですよ。
近所の謎の一つです。

投稿: もっちん | 2007.01.14 23:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 恭頌新禧 | トップページ | 爽やかな空 »