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2010.04.24

読了『光と物質のふしぎな理論(リチャード・P.ファインマン) 』

ファインマン先生がノーベル物理学賞を受賞された量子電磁力学(QED)を、物理の素人である友人の女性のために、数式を使わずにエッセンスだけ説明しようと試みた著書だ。
いわゆる経路積分やファインマンダイアグラムによる摂動論の考え方が、ほんとに素人にもわかるように書かれている。
大学院の学生に教えるレベルの話題なのだが、素人にわかってもらえるように噛み砕いて伝えたいという、この熱心さは何だろう。
ファインマン先生は、物理学、それも自分の専門である量子電磁力学や素粒子物理学が好きで好きでたまらないのだろうと感じる。ちょうど、僕が半導体、特にイメージセンサの話を誰かに聞いてもらいたくてウズウズしているように。
この本の訳者あとがきにファインマン先生の素晴らしい言葉が載っていた。
先生は、カルテクの卒業式の式辞で、卒業生たちにこう言ったという。
「諸君が科学者として話をしているとき、たとえ相手が素人であっても決してでたらめを言ってはならない・・・・・・あくまでも誠実に、何ものもいとわず誠意を尽くして語ることこそ科学者の責任である」
けだし名言である。

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