« 今朝の空 | トップページ | 今朝の空 »

2019.01.11

プラスチックストロー問題

スタバかどこかが言い始め、いっとき、外食産業では我も我もと宣言ブーム状態だった「プラスチックストロー廃止」問題はその後どうなっただろうか。
もう下火になってしまったのか、それとも、きちんと定着し、着々と廃止に向けて進行中なのか。最近は、ニュースに上ることも少なくなったように感じる。

この話を最初に聞いた時、ペットボトルのキャップ集めの運動を連想した。「ペットボトルのキャップを集めて〇〇に貢献しよう!」みたいなやつだ。あれは、ペットボトルを恐ろしいくらい集めてようやく〇〇ができるというようなもので、その運賃等を考えると、運賃分を寄付したほうがよほどましというものであった。

プラスチックストローを仮に全世界が廃止したとして、海洋マイクロプラスチックの低減に対して、果たしてどれだけの効果があるだろうか。何も計算していないヤマ勘で、恐らくなのだが、効果はほんとに微々たるものだろう。なぜなら、ちっぽけなストローなどより、家電や産業界他で使われている製品のプラスチック量はもっとずっと多いからだ。
むしろ、プラスチックストローの代替品を作るために、今以上のエネルギーを消費してしまい、かえってCO2濃度を高めることにつながるかもしれない。

つまり、「プラスチックストローの廃止は、海洋マイクロプラスチック低減にとっての本質的解決策ではない」ということを言いたいのだ。逆に、環境負荷への副作用のほうが大きい可能性もある。
(そもそも、日本に限って言えば、かなりのリサイクル処理が進んでいるため、実際に海洋に出ていくプラスチックゴミは微量である。)

こういうブームが起こった時、誰も真面目に、多くの角度から総合的かつ定量的に検討した効果の説明をしない。学者ならできるはずだ。
なぜなのだろう。こういうブーム(そのこと自身は悪いことではない)が起きた時、きちんとした検討がないまま、精神論で終わってしまう。
人々は、「環境に良い」と冠が付けられると、冷静によく考えてみず、盲目的に信じ過ぎる気がするのだ。それがこわい。

|

« 今朝の空 | トップページ | 今朝の空 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 今朝の空 | トップページ | 今朝の空 »